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前場の日経平均は反落、対米貿易摩擦に警戒感

2018年06月22日(金)12時02分

 6月22日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比192円59銭安の2万2500円45銭となり、反落した。写真は港で輸出待ちをする新車。横浜で昨年11月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比192円59銭安の2万2500円45銭となり、反落した。米国株安と円高を嫌気した売りが先行。対米貿易摩擦を巡る懸念が強まり自動車株が売られたほか、先物に仕掛け的な売りも出て、下げ幅は一時270円を超えた。売り一巡後は円高一服で下げ幅を縮めたものの、輸出企業の業績に対する先行き不透明感などから押し目を買う動きは限定的だった。

TOPIXは0.64%安。東証1部の午前中の売買代金は1兆0708億円だった。セクター別では水産・農林の1業種のみが上昇した。一方、下落率トップは輸送用機器。トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの自動車株が売られた。独ダイムラーが20日、米中貿易摩擦の影響で中国販売が打撃を受けるとして、2018年の利益見通しを下方修正。これを受けて前日の米国市場で米自動車株が下落し、国内の自動車株にも警戒感が広がった。市場では「対米貿易摩擦により下期の企業業績が読みにくくなった。自動車中心に国内は減産を強いられる可能性があり、鉄鋼、半導体などに波及することも予想される」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)との声が出ていた。 東証1部の騰落数は、値上がり667銘柄に対し、値下がりが1310銘柄、変わらずが114銘柄だった。

ロイター
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