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消費者物価、5月は前年比+0.7% 前月から横ばい
6月22日、5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比0.7%の上昇となり、前月から横ばいとなった。都内のスーパーマーケットで2015年2月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 22日 ロイター] - 5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比0.7%の上昇となり、前月から横ばいとなった。ロイターがまとめた民間予測と一致した。外食やエネルギーが押し上げに寄与したものの、外国パック旅行費の下落が相殺した格好だ。
総務省が22日、発表した。コアCPIを構成する523品目のうち、上昇したのは281品目。上昇品目の数は5割を超えており、「幅広く色々と上昇している」(総務省)とみられる。
業務用のビールに加え、回転寿司や焼肉などの外食が上昇した。原材料価格が上がったことや、人手不足の影響が価格に反映された可能性がある。ガソリンなどのエネルギーも指数を押し上げる方向に働いた。
一方、大型連休の日並びの関係で、外国パック旅行費がマイナスに寄与。差し引きでは前月と同水準にとどまった。
生鮮食品とエネルギーを除いた、物価の基調的な動きを示すコアコアCPIは前年比0.3%の上昇と、2カ月連続でプラス幅を縮小した。総合指数は前年比0.7%の上昇だった。
*内容を追加しました。
(梅川崇)