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米減税、持続的な成長押し上げ効果は不透明=ミネアポリス総裁
6月21日、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、トランプ政権が実施した税制改革は短期的に経済成長押し上げに寄与するものの、持続的な効果を発揮するかは不透明との見解を示した(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[21日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は21日、トランプ政権が実施した税制改革は短期的に経済成長押し上げに寄与するものの、持続的な効果を発揮するかは不透明との見解を示した。
カシュカリ総裁は講演で「減税は短期的に経済成長を支援するだろう。ただ、短期的な効果が終了した時点で、長期的により持続的な成長の伸びに結び付くかどうかが論点であり、現時点では不透明だ」と述べた。
さらに、企業が減税を受け投資を拡大しているか調査を行っているものの、大半が「様子見」と回答していることを明らかにした。
米連邦準備理事会(FRB)が前週の連邦公開市場委員会(FOMC)で示した最新の2018年の経済成長見通しは2.8%。同時に、2020年の成長率見通しの中央値は2%と、伸びが鈍化することが予想されている。
同総裁は今年のFOMCで投票権を持っていない。
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