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英公的部門財政赤字、5月は50億ポンドに縮小 予想より小幅に
2018年06月21日(木)19時54分
[ロンドン 21日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した5月の公的部門財政収支(国有銀行除く)は50億ポンドの赤字となった。赤字額は前年同月の70億ポンドから縮小し、ロイターのまとめたエコノミスト予想の下限にとどまった。
2018/19年度(4─5月)の赤字は118億ポンドと、前年同期比で26%縮小した。
2017/18年度の赤字は395億ポンドと、国内総生産(GDP)比1.9%で、01/02年以来の低比率となった。赤字額は、前月発表の405億ポンド(2.0%)から下方修正された。
5月の公的部門純債務(国有銀行除く)は1兆7810億ポンドでGDP比85.0%。前年同期の85.4%から低下したが、金融危機以前の水準からは2倍以上になっている。
キャピタル・エコノミクスのアンドリュー・ウィスハート氏は「景気が予想どおりに推移すれば、借入額は複数年にわたり予算責任局(OBR)の見通しをかなり下回る。ハモンド財務相は財政目標を維持しながら最近確約した今後5年間の医療関連予算増を達成できる」と述べた。
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