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前場の日経平均は続落、米中貿易摩擦の懸念で2週ぶり安値

2018年06月19日(火)12時45分

 6月19日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比197円44銭安の2万2482円89銭となり、続落した。写真は東京証券取引所で2015年8月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比197円44銭安の2万2482円89銭となり、続落した。米大統領の対中関税を巡る発言や中国商務省の反応を受け、貿易摩擦の激化に対する警戒感が強まり、下げ幅は一時200円を超えた。節目の2万2500円を下回り、取引時間中としては6月4日以来、2週ぶりの安値を付けた。

TOPIXは0.74%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1715億円だった。石油・石炭と保険を除く31業種が下落。値下がり率トップは空運で、パルプ・紙、化学の下げが目立った。

日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>は17ポイント台後半まで上昇し、ザラ場ベースでは5月30日以来の高い水準を付けている。「外部環境の不透明感が強く、押し目買いが入りにくい」(日本アジア証券エクイティ・ストラテジストの清水三津雄氏)との声が出ていた。

信越化学工業<4063.T>やコマツ<6301.T>が連日で年初来安値を更新。中国、半導体関連の一角に売りが出たほか、資生堂<4911.T>、J.フロント リテイリング<3086.T>などインバウンド関連の一角も軟調だった。

東証1部の騰落数は、値上がり435銘柄に対し、値下がりが1568銘柄、変わらずが87銘柄だった。

ロイター
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