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中計売上高1兆円は前倒しで進捗=高橋ドンキホーテHDCFO

2018年06月18日(月)20時07分

 6月18日、ドンキホーテホールディングスの高橋光夫専務兼CFO(最高財務責任者)は、ロイターとのインタビューで、2020年6月期に売上高1兆円を目指すとした中期計画は、前倒しで進捗(しんちょく)していると述べた。写真は都内の店舗(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 18日 ロイター] - ドンキホーテホールディングス <7532.T>の高橋光夫専務兼CFO(最高財務責任者)は18日、ロイターとのインタビューで、2020年6月期に売上高1兆円を目指すとした中期計画は、前倒しで進捗(しんちょく)していると述べた。新しい中計は、19年6月期が終わるタイミングで策定するという。

同社は、2020年6月期に連結売上高1兆円、店舗数500店舗(現在416店舗)の中期計画を掲げている。高橋CFOは、売上高1兆円について「前倒しで、20年6月期を待たずしてもできるような進捗になった」と述べた。

18年6月期は3回の上方修正を行い、連結売上高9350億円(前期比12.8%増)、営業利益510億円(同10.4%増)、経常利益540億円(同18.6%増)と29期連続の増収増益を見込んでいる。

一方、出店数は「オーガニックベースでは、500店舗は少しきついかなと思う。470店舗がリーズナブル」という状況で、ここにユニーとの共同運営店舗が加わることになる。国内出店については、ユニーとの提携に注力することから、ドンキ独自の大型店の新規出店はセーブし、小型店の出店にシフトするという。

こうした新たな状況を踏まえた新たな中計については「19年6月期が終わるタイミングでプランしようと思っている」と述べた。

同社とユニー・ファミリーマートホールディングス <8028.T>は、昨年8月に資本・業務提携し、ドンキホーテHDがユニー株40%を取得した。

2018年3―4月には、ユニーの総合スーパー(GMS)の6店舗を両社共同の「MEGAドン・キホーテUNY」としてオープン。現在、実証実験を行っている。また、6月にはコンビニエンスストアのファミリーマートとの共同実験店舗も始めた。

ユニーは現在、200店舗弱を展開している。6店舗の実績を踏まえたさらなる共同店舗については「ユニーの上期が終わる8月の段階でまとめて、19年3月から始まるユニーの来期に始動できるようにする」と述べた。

海外では、ハワイで28店舗、米カリフォルニアで9店舗、シンガポールで2店舗を展開している。今後については、東南アジア諸国連合(ASEAN)において年間1―2店舗の出店を考えており、シンガポールは「2桁の店舗出店は可能」との見方を示した。

*写真を差し替えました。

(清水律子 サム・ナッセイ)

ロイター
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