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新興国債券、米利上げで大きく売られた局面捉えて買い増す=かんぽ生命
2018年06月14日(木)16時52分
[東京 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを加速する方針を示し、新興国からの資金流出懸念が高まるなか、国内大手生保のかんぽ生命<7181.T>が、今年から新興国債券への投資に乗り出し、ボラティリティーが上昇する局面を捉えてさらに買い増す意向であることがわかった。
同社の春名貴之常務執行役員(運用開発部長)はロイターの取材に対し、2017年第4・四半期からファンド経由で新興国のソブリン債と投資適格社債への投資を開始したと説明。
現状の投資規模については「最初の駒を置くという意味合いであり、まだわずか」という。
その上で「われわれの予想通り、米国の利上げを背景に新興国債券が売られ始めた。今後、新興国市場のボラティリティーは高まるとみており、大きく売られたところでは『ナンピン買い』を入れていく」と述べ、価格が大きく下げた局面を捉えて買い増す意向を示した。
(植竹知子)
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