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独経済成長予測を下方修正、イタリアや貿易紛争巡り懸念=DIW
2018年06月13日(水)19時56分
[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツ経済研究所(DIW)は13日、2018年のドイツの経済成長率予測を0.5%ポイント下方修正し、1.9%とした。
年初の成長率が予想外に低く、海外発のリスクも高まっているという。
DIWは「イタリアなど一部の欧州諸国を巡る懸念や、米国と他の諸国の貿易紛争がエスカレートする可能性などを背景に不透明感が浮上している」と指摘。
各国の企業が不透明な事業見通しを受けて投資を縮小しており、これがドイツの輸出の伸びを抑制する要因になっているという。
2019年の経済成長率予測は0.2%ポイント下方修正し、1.7%とした。
DIWのフラッツシャー所長は「イタリア情勢によって、ユーロ圏債務危機が再燃するのではないかとの懸念が浮上している」として、欧州、とりわけドイツ政府は、欧州の改革議論を促す必要があると指摘。
「提案や選択肢はそろっており、今は行動する時だ」とし、欧州諸国は一丸となる必要があり、トランプ米大統領や保護貿易主義に対抗すべきとの見方を示した。
*内容を追加しました。
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