ニュース速報
ビジネス
中国、負債圧縮と金融リスク対策を「積極的に」実施へ=関係筋
5月21日、中国政府は、金融部門に関する5カ年計画(2016─20年)の下で「積極的かつ着実に」経済のデレバレッジ(負債圧縮)と金融リスク対策を実施する方針だ。写真は昨年5月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)
[北京 21日 ロイター] - 中国政府は、金融部門に関する5カ年計画(2016─20年)の下で「積極的かつ着実に」経済のデレバレッジ(負債圧縮)と金融リスク対策を実施する方針だ。複数の関係筋が21日、明らかにした。
事情に詳しい2人の関係筋とロイターが閲覧した文書によると、中国は物価に基づく金融政策目標の役割を拡大し、金利を中核に据える見通し。
5カ年計画は中国人民銀行(中央銀行)と金融規制当局など政府機関が共同でまとめた。
関係筋によると、中国は金融システムにおける直接金融、特にエクイティ・ファイナンス(新株発行を伴う資金調達)の割合を大幅に高めるほか、人民元の国際化に向けた取り組みを引き続き推進する。2020年までに越境の元決済がすべての越境決済の3分の1以上を占めることを目指す。
債券市場の発行残高について、2020年末までに国内総生産(GDP)に匹敵する規模とすることも盛り込んでいる。
*内容を追加しました。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)