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日経平均は3日ぶり反発、米株高・円安基調を支えに買い戻し

2018年05月17日(木)15時42分

 5月17日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前日の米国株高や円安基調の継続を支えに買いが先行。ハイテク株や銀行株など出遅れた大型株の一角が上昇した。写真は東京証券取引所で2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前日の米国株高や円安基調の継続を支えに買いが先行。ハイテク株や銀行株など出遅れた大型株の一角が上昇した。後場に入ると先物への買い戻しが入り上げ幅は一時170円弱まで拡大したものの、米金利上昇や地政学リスクへの警戒感がくすぶっているほか、国内企業の決算発表が一巡したことで新規の手掛かり材料も乏しく、大引けにかけて上値を抑えられる展開だった。

TOPIXは0.45%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆3870億円だった。上昇率上位には水産・農林、石油・石炭、ガラス・土石などがランクイン。下落率トップは鉱業で、倉庫・運輸、小売、空運がこれに続いた。市場では「決算発表が一巡したことで買い戻されているが、主力株で1月高値を抜けるような銘柄はほとんどない。需給調整の消極的なポジション取りが中心だろう」(東海東京証券・機関投資家営業部部長の静間康禎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、アイネス<9742.T>が反発した。三菱総合研究所(MRI)<3636.T>と資本・業務提携すると16日に発表し、材料視された。技術・ノウハウ、人材などの面で相互の補完関係を強化するという。半面、物語コーポレーション<3097.T>が大幅安。同社が16日発表した4月の月次売上高速報によると、既存店売上高(フランチャイズ含む)は前年同月比0.4%増となった。伸び率の鈍化を懸念する売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり1146銘柄に対し、値下がりが840銘柄、変わらずが97銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22838.37 +121.14

寄り付き    22820.62

安値/高値   22799.16─22887.03

TOPIX<.TOPX>

終値       1808.37 +8.02

寄り付き     1807.47

安値/高値    1805.10─1811.93

東証出来高(万株) 147347

東証売買代金(億円) 23870.94

ロイター
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