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米中古住宅仮契約指数、3月は0.4%上昇 予想下回る
2018年05月01日(火)04時21分
[ワシントン 30日 ロイター] - 全米リアルタ-協会(NAR)が30日発表した3月の中古住宅販売仮契約指数は前月比0.4%上昇の107.6と、2カ月連続で伸びたものの、市場予想の1.0%上昇を下回った。
2月の数値は当初発表の107.5から107.2へやや下方改定された。
仮契約は通常1─2カ月以内に本契約に移行するため、住宅市場の先行指標とみなされている。住宅市場は年明けに弱含んだ後、過去数カ月間はいくぶん勢いを取り戻している。
経済は底堅く、失業率は17年ぶりの低水準まで改善して住宅部門の追い風となる一方で、供給不足により住宅価格が上がり続けており、初めての住宅購入者を筆頭に家が買えない状態となっている。
3月の仮契約指数を地域別で見ると、北東部が前月比5.6%低下。西部は1.1%低下した。一方、中西部は2.4%、南部は2.5%それぞれ上昇した。前年同月比が伸びたのは南部のみだった。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は声明で「好景気を背景に需要は著しいが、在庫の選択肢が不足しているため全ての住宅購入希望者が契約を結んでいるわけではない」とした。
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