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欧州市場サマリー(30日)
[30日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 小幅続伸して取引を終えた。英スーパーマーケット2位のセインズベリー
セインズベリーは一時、20%高をつけた後、14.5%高で取引を終えた。過去最高の上昇幅となった。セインズベリーとアズダは133億ポンド(183億3000万ドル)規模の合併に合意。合併後の新会社は市場シェアで英スーパー首位のテスコ
一方、スーパーのWMモリソン
マーティン・ソレル最高経営責任者(CEO)が退任した後、初めて決算を発表した広告代理店大手WPP
<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。米ウォルマート
STOXX欧州600種指数<.STOXX>は月間ベースで約3.8%上昇し、2016年12月以来の大幅高となった。2月と3月はマイナスとなっていた。2月に株式相場が乱高下した後、投資家らが明るい見方を取り戻していることを示唆した。
アズダとの合併でスーパーマーケットの市場シェアが英国最大となるセインズベリーは14.5%急騰し、過去最高の上昇幅となった。ベレンバーグのアナリストらは「合併がうまくいけば、調達と販路の規模は食品小売りとして市場を支配し、食品以外の分野でアマゾンと対抗できる大きさとなり、英国内で巨大な小売り企業となる」と述べた。
競合のモーベンピック・ホテル&リゾートを5億6700万ドルで買収することで合意した欧州最大のホテルチェーンの仏アコーホテルズ
一方、米携帯電話3位のTモバイルUSの大株主であるドイツテレコム
<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが上昇。再選挙実施の可能性が浮上したことが相場に影響した。
欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取り、3月の総選挙で第1党に躍進した新興政党「五つ星運動」のディマイオ党首は、新政権樹立に向けた連立協議は成果が得られなかったとした上で、早期の再選挙実施を要求した。
DZ銀のストラテジストは、やや驚いたとした上で「再選挙となれば不透明感が増すことになるが、市場はこれまでのところ平静を保っているようだ」と述べた。またラボバンクの関係者は「総選挙が行われた場合、五つ星運動と(同様にEU懐疑派の)同盟の政権が誕生する可能性が高まり、これは市場が最も嫌気する結果だ」とした。
イタリア10年債利回り
ポルトガル10年債利回り
ドイツの4月消費者物価指数(CPI)は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比1.4%上昇となり、伸びは前月の1.5%から減速した。イタリアのCPIも前年比の伸びが前月の0.9%から0.6%に鈍化した。
こうした中、ギリシャ10年債利回り