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欧州市場サマリー(26日)

2018年04月27日(金)03時36分

[26日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発。ただ第1・四半期のキャッシュフローが市場予想を下回った英オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルが売られ、上昇幅は限定的だった。

シェルは1.0%下落。第1・四半期決算は石油高が追い風となり利益が42%増となったものの、キャッシュフローは前年同期からほぼ変わらず、期待外れの内容だった。

バークレイズのアナリストらは「ここ数カ月間、石油大手の注目点はフリーキャッシュフローが増えるかどうかだった。特にこうした企業は第1・四半期に好調である傾向がある」とした。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反発。ユーロ安と決算が好材料となった。

この日は欧州中央銀行(ECB)が政策金利を据え置いたことでユーロが下落。輸出銘柄の追い風となった。

ノルウェーの油田掘削会社シードリルは6.7%上昇した。石油部門の勢いが増す中、貸倒損失がなくなり、利益が予想を上回った。

フィンランドの石油会社ネステは16.8%上昇。第1・四半期の売り上げが予想を大きく上回ったことが好感された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 国債利回りが大きく低下した。 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見が波乱無く終了し、理事会開催前に様子見姿勢をとっていた投資家が債券に買いを入れた。

ドラギ氏はユーロ圏の経済成長について引き続き「堅調」としつつ、年末年始あたりに見られた高成長の「反動」が出ているとも指摘した。

記者会見を受け、域内の国債利回りが下げを拡大した。

みずほのストラテジストは「ドラギ氏は、景気の勢いが鈍化したと認めた。ニュースではなかったが、ロングのバイアスを持つ投資家に買いを入れる動機を与えた」と話す。

域内債券利回りは全般的に3━5ベーシスポイント(bp)低下した。ドイツ10年債利回りは4bp超下げて0.59%。1日では5週間ぶりの大幅低下となる見通しだ。

南欧国債利回りは、より高い格付けを得た国の債券利回りに歩調を合わせ、イタリアやスペイン、ポルトガルの10年債利回り は3━4bp低下した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

ロイター
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