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ドル108円後半で高値もみ合い、米金利にらみ
4月24日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の108円後半だった。午前は実需筋の売り買いが交錯したが、午後は次の材料待ちで動意に乏しくなった。写真は都内で2013年2月撮影(2018年 ロイター/Shohei Miyano)
[東京 24日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の108円後半だった。午前は実需筋の売り買いが交錯したが、午後は次の材料待ちで動意に乏しくなった。
午後のドルは108円後半で膠着した。日経平均が上げ幅を200円超に拡大したものの、109円乗せにはエネルギーが足りなかった。
きょうは米国で新築住宅販売件数や消費者信頼感指数などの発表があり、一服している米長期金利の上昇が海外時間に再開するか見極めたい向きもいるという。
テクニカル的には、1月8日から3月26日までの下落のフィボナッチリトレースメント半値戻し108.98円近辺が次の上値めどとして意識されている。
<午前のドル、2カ月超ぶりの高値圏>
午前のドルは一時108.87円まで買われ、2月12日以来2カ月超ぶりの高値を付けた。「米金利高と堅調な米景気、北朝鮮やロシアといった地政学リスクの後退がドルの買い戻しにつながっている」(外銀)との声が出ていた。
市場では大型連休前の国内実需動向に関心を寄せる声が出ていた。週明け30日が祝日となるため、為替市場はあす25日が早くも実質的な月内最終売買日となる。その後も休みが続くため「普段より前倒しで売買が執行される可能性がある」(都銀)という。
ドル/円
午後3時現在 108.78/80 1.2215/19 132.89/93
午前9時現在 108.76/78 1.2207/11 132.79/83
NY午後5時 108.70/72 1.2207/11 132.70/74
(為替マーケットチーム)