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シャイアー、武田薬の610億ドル買収案を拒否 協議は継続

2018年04月20日(金)01時30分

 4月19日、武田薬品工業<、アイルランドの製薬会社シャイアーに提示した610億ドル規模の買収案が拒否されたものの、買収を巡る協議は継続していることを明らかにした(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[ロンドン/ニューヨーク 19日 ロイター] - 武田薬品工業<4502.T>は19日、アイルランドの製薬会社シャイアーに提示した610億ドル規模の買収案が拒否されたものの、買収を巡る協議は継続していることを明らかにした。

ロイターは関係筋の話として、武田薬が12日にシャイアーに対し、現金と株式交換による1株当たり約46.50ポンドの買収案を提示。買収評価額は約610億ドル規模となる。

提示額の1株当たり46.50ポンドは、現金17.75ポンド(支払いはドル建て)と、28.75ポンド分の武田薬の新株で構成される。

シャイアーは、武田薬からこれまでに条件付きの買収提案3件を受け取ったことを確認している。同社は稀少疾患治や注意欠陥障害の治療に強みを持つ。

買収が実現すれば、日本企業による海外での買収案件としては過去最大規模となり、武田薬は世界製薬業界の上位に食い込む。

武田薬は25日にまでに正式に買収案を提示するか、取引を撤回するかを決定する。

ロンドン株式市場で、シャイアーの株価は約3%上昇した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
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