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大手銀の流動性・資本要件の見直しは時期尚早=ブレイナード米FRB理事
2018年04月20日(金)01時17分
[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は19日、経済のぜい弱性が高まる中、規模の大きい銀行に対する流動性と資本を巡る要件を当局が見直すのは時期尚早となるとの考えを示した。
講演で語った。FRBなどは先週、米大手銀への自己資本規制を緩和すると発表。採決でパウエル議長とクオールズ副議長が賛成し、ブレイナード氏は反対していた。
ブレイナード氏は、資産価格上昇などを踏まえると、2007─09年の世界的な金融危機以降に導入された中核的な規制の見直しを実施するには、現在は景気循環のなかで早過ぎる時期にあると指摘した。
その上で、FRBが銀行に対し、台頭しつつつあるリスクに備えカウンターシクリカル資本バッファーの積み増しを要請するのは適切となる可能性があると述べた。
金融機関の自己勘定取引を規制する「ボルカー・ルール」など危機後の一部規制修正や、小規模行の負担軽減に向けた取り組みは支持する考えを示した。
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