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前場の日経平均は5日続伸、日米首脳会談の無難通過で買い戻し
4月19日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比137円94銭高の2万2296円14銭となり、5日続伸した。写真は東京証券取引所で昨年12月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比137円94銭高の2万2296円14銭となり、5日続伸した。日米首脳会談でトランプ米大統領から為替や日本の金融政策を巡る発言が出なかったことで、イベントを無難に通過したとの受け止めが広がり、ショートカバーを誘発した。上げ幅は一時200円を超えたが、高値圏では戻り売りが出て伸び悩んだ。
TOPIXは前日比0.48%高で午前の取引を終了した。東証1部の前場の売買代金は1兆2755億円だった。セクター別では非鉄金属、鉄鋼の上昇が顕著となり、景気敏感株や金融株に買い戻しが入った。石油関連もしっかり。半面、サービス、小売など内需の一角はさえない。規模別では中小型株よりも大型株が選好される展開となった。
市場では「日米の通商問題に関してはプラスもマイナスもなかった。ネガティブな材料が出なかったことが日本株の上昇につながった」(藍沢証券投資顧問室ファンドマネージャー・三井郁男氏)との声が聞かれた。
東証1部の騰落数は、値上がり1210銘柄に対し、値下がりが769銘柄、変わらずが96銘柄だった。