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正午のドルは107円付近、日米首脳会談控え身動き取りづらい
4月17日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル安/円高の107.03/05円。日米首脳会談への警戒感から身動きが取りづらかった。写真はカイロで昨年3月撮影(2018年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)
[東京 17日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル安/円高の107.03/05円。日米首脳会談への警戒感から身動きが取りづらかった。
ドルは午前8時半頃にきょうの高値107.16円を付けた後、同10時過ぎにかけて106.97円まで下落した。その後、下げの勢いは強まらず、正午にかけて107円ちょうど付近でもみ合った。
結局、午前のドルの値幅は上下20銭程度にとどまった。
トランプ米大統領が前日のツイッターで「ロシアと中国は通貨切り下げゲームに興じている。これは容認できない」などと言及。市場からは「日米首脳会談でも同じような発言がでてくるのではないかという不安感がある」(外為アナリスト)との声が出ていた。
麻生太郎財務相は閣議後会見で、日米首脳会談について、日本としては環太平洋連携協定(TPP)12に米国に戻ってきて欲しいと希望するが、米国側は「FTA、二国間貿易に日本を入れたい感じがしなくもない。一番の関心事だ」と述べた。
テクニカル的には106.90円近辺にある日足一目均衡表の雲下限がサポートとなるか注目されている。