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東京マーケット・サマリー(22日)
<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の105円後半。米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドルが売られた流れを引き継ぎ、東京市場も上値の重い展開が続いた。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米国株が小幅安で終了したことが重しとなり、日本株は下落スタートとなったが、取引時間中に米株価指数先物が上げに転じると、主力株に買い戻しが入った。機関投資家によるバリュー系の成熟株から成長株へのややまとまった資金シフトの観測も出ていた。戻り待ちの売りが上値を圧迫したが、後場に上げ幅を拡大し、ほぼ高値引けとなった。
東証1部騰落数は、値上がり1304銘柄に対し、値下がりが689銘柄、変わらずが84銘柄だった。
<短期金融市場> 17時09分現在
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.063%になった。準備預金の積み期前半で資金調達意欲が弱い状況が続いた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.119%とマイナス幅を縮小。TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.068%と横ばい。共通担保資金供給オペは札割れ。
新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札では、国内外の需要を確認でき、落札利回りは市場想定内に収まった。業者間取引で3カ月TB(745回)は強含み。
<円債市場>
長期国債先物は小反発して引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げや、ドット・チャート(中央値)で示された今年3回の利上げペースはほぼ想定された内容だと受け止められ、相場への影響は限定的だった。前場中盤以降は日銀オペに対する期待が優勢となった。長期を対象にしたオペが需給の引き締まりを意識させる結果になったため、後場に入っても強含みで推移した。現物債市場は動意薄。各ゾーンともに底堅さを見せたが、買い進まれる展開にならなかった。
*見出しの文言を修正しました。