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米財務省、対中投資規制案をトランプ氏に提示へ=財務長官
3月21日、ムニューシン米財務相は、財務省が中国への投資規制を準備していると明らかにした。22日に発表する知的財産を巡る対中措置の一環として、トランプ大統領が実施を検討する。写真は記者会見を行う同財務相。サンティアゴのラモネダ大統領官邸で撮影(2018年 ロイター/RODRIGO GARRIDO)
[サンティアゴ 21日 ロイター] - ムニューシン米財務相は21日、財務省が中国への投資規制を準備していると明らかにした。22日に発表する知的財産を巡る対中措置の一環として、トランプ大統領が実施を検討する。
ムニューシン氏はロイターとのインタビューで、「大統領が検討するための選択肢を用意している」と述べた。
トランプ氏は中国に政策変更を求めるため、テクノロジー分野など約600億ドル相当の製品に関税を課すとみられている。
財務省が注目しているのは、中国での合弁事業が外国企業に技術移転を実質的に義務付けていること。また、中国国有企業が米国のテクノロジー企業を買収することで知的財産を手に入れる動きも問題としている。
ムニューシン氏は、中国経済の開放を促し、米貿易赤字の縮小につなげるための対話には引き続きオープンだと指摘。「われわれの目的は輸入を減らすのではなく、より多くの製品を売ることで赤字を削減することだ」とした上で、「中国が自由で公正な互恵的条件で市場を開放する限り、われわれの貿易赤字は減少する」と述べた。