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米輸入制限措置、不公正な貿易慣行から国益守るもの 保護主義ではない=財務長官
2018年03月21日(水)05時16分
[ブエノスアイレス 20日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は20日、米政府が発動した輸入制限措置は保護主義ではなく、不公正な貿易慣行から米国の国益を守るものであるとの考えを示した。
同長官はブエノスアイレスで開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席。トランプ米大統領は貿易戦争を恐れていないが、貿易戦争を始めることはトランプ政権が目標とするものではないとし、「われわれは米国の国益に沿って行動し、自由で公正、かつ相互的な貿易を保全する用意を整えておく必要がある」と述べた。
ただ、他の国が関税措置で報復するリスクは存在するとの認識も示した。
また、今回の財務相・中央銀行総裁会議で鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置は討議のごく小さな部分を占めるに過ぎなかったとの見方も示した。
G20財務相・中央銀行総裁会議は、保護主義への対抗にコミットメントを再確認し、貿易を巡る「一段の対話と行動」が必要とする声明を採択して閉幕している。
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