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インフレが目標への持続的道筋と判断すれば資産買入終了=ECB総裁
3月14日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、インフレが目標に向かって上昇しているとの一段の確証が必要との見方を示した。写真はECB本部で7日撮影(2018年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、インフレが目標に向かって上昇しているとの一段の確証が必要とし、物価の伸びが目標に向け持続的ば道筋と判断すれば資産買い入れを終了するとの見方を示した。
同総裁は講演で「インフレは今のところECBの目標に中期的に向かっている。いずれ収束するとの確信は依然より深まった」と指摘。
その上で「しかしインフレ動向が正しい方向に向かっているとの一段の確証が必要だ。資産買い入れ終了に向け非常に明確な条件を設定している。インフレが目標に向けた道程で持続的に調整していることを確認する必要がある」と述べた。
また「ECBの政策調整は引き続き予測可能で、慎重な(measured)ペースで進むことになり、これがインフレ収束を強固にするため最も適切だ」と語った。
金融政策は引き続き忍耐強く、持続的かつ穏健なものにとどまる見込み」とも述べた。
ドラギ総裁はECBの政策ガイダンスで示された順位は変わらないとも指摘した。
米関税は不透明感の要因だが、今のところの試算ではユーロ圏への一次的な影響は限定的との見方を示した。
*内容を追加しました。