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金融緩和の効果と副作用の比較重要、検討課題は多岐=雨宮・日銀副総裁候補
2018年03月05日(月)16時15分
3月5日、日銀の次期副総裁候補に指名された雨宮正佳・日銀理事は、衆院議院運営委員会で所信表明を行い、金融緩和の副作用として「資産価格の行き過ぎ(バブル化)、金融機関経営へのマイナス、利子所得の減少」を挙げた。写真は都内で2013年10月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 5日 ロイター] - 日銀の次期副総裁候補に指名された雨宮正佳・日銀理事は5日午後、衆院議院運営委員会で所信表明を行い、金融緩和の副作用として「資産価格の行き過ぎ(バブル化)、金融機関経営へのマイナス、利子所得の減少」を挙げた。現時点では「効果が副作用を上回っている」が、「効果と副作用の比較が重要」との方針を示した。
日銀の大規模な金融緩和によって「日本経済はデフレ脱却に向けて、着実に歩み始めている」と評価する一方、「歴史的に類を見ない政策なので、効果や副作用の評価や出口(緩和縮小)など検討課題は多岐にわたる」との見解も示した。
(竹本能文 編集:田巻一彦)
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