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PIMCOのクラリダ氏、FRB副議長の最有力候補に=関係筋
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)副議長の最有力候補に、米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のマネジング・ディレクター、リチャード・クラリダ氏(60)が浮上していると、関係筋2人が明らかにした。
ホワイトハウスはここ数カ月の間に、クラリダ氏と他に少なくとも3人の候補者と面談を済ませており、関係筋の1人はクラリダ氏が「最有力候補」と言明した。
クラリダ氏はPIMCOに勤務する傍ら、米コロンビア大学経済学部でも教鞭をとっている。また、ブッシュ(ジョージ・W)政権時代に財務次官補を務めた経歴を持つ。共和党メンバーからの信頼も厚いとされる。
FRB副議長のポストは昨年10月にフィッシャー副議長が辞任して以来、空席となっている。
ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は今年半ばの退任を表明しており、こちらの後任選びも始まっている。NY連銀総裁は、FRB議長とFRB副議長に並ぶ重要ポスト。
2月に就任したパウエルFRB議長は、緩やかな利上げを継続すると表明しているが、新たに就任する副議長やNY連銀総裁の見解次第ではこの方針が変更される可能性もある。
クラリダ氏は、昨年のトランプ大統領によるパウエル氏のFRB議長指名を支持し、パウエル氏は前任のイエレン氏が進めた金融政策の段階的な正常化を引き継ぐ可能性が高いと指摘していた。
全米経済研究所でクラリダ氏とともに勤務したハーバード・ケネディスクールのジェフリー・フランケル教授は、クラリダ氏について「FRBの政策を大きく転換させるような見解は持っていない」と語った。
ホワイトハウスがFRB副議長候補として面談したのはクラリダ氏のほかに、クリーブランド地区連銀のメスター総裁、サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁、独アリアンツ
ホワイトハウスはクラリダ氏に関するコメントを控えた。同氏を含む候補者4人の所属先もコメントを控えている。
*内容を追加しました