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欧州市場サマリー(26日)
[26日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。鉱業銘柄が買われたほか、衣料、食品のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ
産金大手のランドゴールド・リソーシズ
アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズは3.1%上昇した。傘下の衣料品チェーン「プリマーク」における上半期の売り上げ見通しを実質ベースで7%増としたことが好感された。ただ砂糖事業は収益が減る見込みだ。
一方、中型株では金融のプロビデント・フィナンシャル
<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。投資家の注目は企業の決算から、金融政策やイタリアの総選挙に移っている。
相場は終盤にかけて上げ幅を圧縮した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が物価が上昇基調にあることに自信を示したことで、ECBが今年ついに資産買い入れプログラムを終了するとの見方が広がった。
イタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は0.15%上昇し、他国と比べて小幅な伸びにとどまった。3月4日の総選挙ではいずれの党も過半数に届かない見込みだ。
フィンランドの通信機器大手ノキア
資産運用部門のDWSをフランクフルト証券取引所に上場させる計画を明らかにしたドイツ銀行
<ユーロ圏債券> 債券利回りが低めに推移し、ドイツ国債利回りが1カ月ぶり低水準をつけた。取引材料となる可能性のある指標公表やイベントが今週予定されており、ポジション調整の動きがみられた。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏経済に内在するスラック(需給の緩み)は想定より大きい可能性があり、これにより物価上昇が遅れる可能性があると述べた。
債券利回りは早い時間帯ですでに下がっており、ドラギ氏発言が下押し材料となった。
ドイツ10年債利回り
今月に入り記録した約2年ぶり高水準を15ベーシスポイント(bp)下回る。
周辺国債券利回り
今週は、27日から始まるパウエル米連邦準備理事会(FRB)新議長の議会証言や、28日に2月のユーロ圏インフレ指標が公表される予定だ。
3月4日にイタリア総選挙のほか、ドイツで大連立の是非を巡る社会民主党(SPD)の党員投票結果が判明する見通しだ。
堅調な経済成長やインフレ加速を受け、各国中銀の超緩和政策解除が後押しされるとの不安が広がり、このところ世界で債券売りが出ていたが、過去1週間に幾分持ち直した。
ドイツ10年債利回りは今月、4bp程度低下し、月間の下げでは昨年10月以来の大きさを記録する見通しだ。