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強いユーロ、ECBにとって「留意点」=ベルギー中銀総裁
2018年02月23日(金)09時32分
2月23日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるスメッツ・ベルギー中銀総裁は、強いユーロはECB当局者にとって「留意点」だとの見解を示した。写真はロイターのインタビューに答える同総裁。2016年5月にブリュッセルで撮影(2018年 ロイター/Francois Lenoir)
[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるスメッツ・ベルギー中銀総裁は、強いユーロはECB当局者にとって「留意点」だとの見解を示した。
記者会見での発言内容が23日に報道解禁となった。
総裁は「為替レートは留意点だ。為替市場におけるボラティリティーは引き続き留意点だ」と述べた。
その上で、通貨高は経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の裏付けがあれば問題は生じないとの見方を示した。
「ECBが前回の理事会後にも指摘したように、オーバーシュートや、競争力強化を狙った通貨安政策により、相場が特定の水準を突破し、変動が過剰になった場合にのみ、問題が生じる」と述べた。
強いユーロは2%弱のインフレ目標達成に向けたECBの取り組みに寄与しないとの見方も示した。
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