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東京マーケット・サマリー(22日)
<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の107円半ば。朝方にきょうの高値を付けた後、日経平均の下げ幅拡大とともに107円前半まで下押ししたが、午後、株安が一服すると小幅に持ち直した。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は大幅反落した。前日の米国市場では、金利の上昇を背景にダウ<.DJI>が引けにかけて下げ足を速めた。米国株安に伴い相場の先行きへの警戒感が強まり、日本株でも幅広く売りが優勢の展開となった。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。後場は日銀によるETF(上場投信)買いの思惑などで下げ渋る動きをみせたものの、変動率の大きさが嫌気され買い向かう投資家は少なかった。
東証1部騰落数は、値上がり542銘柄に対し、値下がりが1455銘柄、変わらずが69銘柄だった。
<短期金融市場> 17時06分現在
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.048%になった。取引レンジはマイナス0.035%─マイナス0.065%と前日と大きな変化が見られず、資金調達意欲は弱かった。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.1764%、平均落札利回りはマイナス0.1880%と前回(最高:マイナス0.1563%、平均:マイナス0.1607%)に比べて低下した。
<円債市場>
国債先物中心限月3月限は前日比5銭高の150円83銭と続伸で引けた。朝方は、前日の米債安を受けて売りが先行したが、良好な需給環境を支えに下値は限定的。日経平均株価が下落する中、ポジションがショートに傾いている短期筋などから買い戻しが入り、小幅高まで買われた。
現物市場は底堅く推移。超長期ゾーンは20年債入札を順調にこなした安心感や23日の日銀買い入れをにらんだ持ち高調整目的から買いが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.050%。