ニュース速報

ビジネス

前場の日経平均は大幅反落、下げ幅一時300円超 米株安で警戒感

2018年02月22日(木)11時47分

 2月22日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比258円61銭安の2万1712円20銭となり、大幅反落した。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比258円61銭安の2万1712円20銭となり、大幅反落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けた米金利の上昇を背景にダウ<.DJI>は引けにかけて下げ足を速め、166ドル安で取引を終了した。米国株安に伴い相場の先行きへの警戒感が強まり、日本株に対しては序盤から幅広く売りが優勢の展開となった。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。

TOPIXは続落。前日比0.96%安で午前の取引を終えた。東証33業種全てが値下がりした。下落率トップは鉱業で、鉄鋼がこれに続いた。東証1部の午前中の売買代金は1兆2975億円。日銀によるETF(上場投信)買いへの思惑が下値を支え、前場後半は幾分、下げ渋る動きもみせた。

市場では「米国株の短期的なリバウンドが一巡した印象。ボラティリティ―も過去と比べればまだ高水準にある。当面、不安定な動きが見込まれるほか、円高への懸念も根強く業績面からも強気にはなりにくい」(水戸証券・投資顧問部チーフファンドマネージャーの酒井一氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり435銘柄に対し、値下がりが1564銘柄、変わらずが66銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米テスラ、従業員の解雇費用に3億5000万ドル超計

ワールド

中国の産業スパイ活動に警戒すべき、独情報機関が国内

ワールド

バイデン氏、ウクライナ支援法案に署名 数時間以内に

ビジネス

米耐久財コア受注、3月は0.2%増 第1四半期の設
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 2

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 3

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」の理由...関係者も見落とした「冷徹な市場のルール」

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 6

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    コロナ禍と東京五輪を挟んだ6年ぶりの訪問で、「新し…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中