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前場の日経平均は大幅反落、下げ幅一時300円超 米株安で警戒感
2月22日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比258円61銭安の2万1712円20銭となり、大幅反落した。写真は東京証券取引所で2016年2月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比258円61銭安の2万1712円20銭となり、大幅反落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けた米金利の上昇を背景にダウ<.DJI>は引けにかけて下げ足を速め、166ドル安で取引を終了した。米国株安に伴い相場の先行きへの警戒感が強まり、日本株に対しては序盤から幅広く売りが優勢の展開となった。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
TOPIXは続落。前日比0.96%安で午前の取引を終えた。東証33業種全てが値下がりした。下落率トップは鉱業で、鉄鋼がこれに続いた。東証1部の午前中の売買代金は1兆2975億円。日銀によるETF(上場投信)買いへの思惑が下値を支え、前場後半は幾分、下げ渋る動きもみせた。
市場では「米国株の短期的なリバウンドが一巡した印象。ボラティリティ―も過去と比べればまだ高水準にある。当面、不安定な動きが見込まれるほか、円高への懸念も根強く業績面からも強気にはなりにくい」(水戸証券・投資顧問部チーフファンドマネージャーの酒井一氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり435銘柄に対し、値下がりが1564銘柄、変わらずが66銘柄だった。