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ドル上昇、FOMC議事要旨受け=NY市場
2月21日、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が追加利上げを後押しする内容と受け止められ、短期国債利回りが上昇する中、終盤のニューヨーク外為市場はドルが約1週間ぶりの高値をつけた。写真はドル紙幣、12日撮影(2018年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が追加利上げを後押しする内容と受け止められ、短期国債利回りが上昇する中、終盤のニューヨーク外為市場はドルが約1週間ぶりの高値をつけた。
主要6通貨バスケットに対するドル指数<.DXY>は0.37%高の90.046。一時90.134の高値をつけた。
短期金利先物相場は依然、年内3回の利上げ予想を織り込んでいる。
キャピタル・エコノミクスの首席エコノミスト、ポール・アシュワース氏は「(議事要旨は)米連邦準備理事会(FRB)が3月に追加利上げを行う道筋を確実に歩んでいることを示した」と語った。
議事要旨公表直後に、ドル指数は取引時間中の安値に沈んだが、間もなく持ち直した。
コモンウエルスFXの首席市場ストラテジスト、オマー・エジナー氏は「前回会合以降、政府が非常に拡張的な予算を承認し、1月雇用統計の賃金指標が予想よりも堅調で、1月の消費者物価指数(CPI)も予想を上回ったことは注目に値する」と指摘。「議事要旨は必ずしもこうしたデータを反映していないが、きょうのFRBは恐らく1月会合時点よりもタカ派色を強めているのではないか」と話した。
2年債利回り
みずほ(ニューヨーク)の通貨ストラテジストは「米短期国債(利回り)がオーバーナイトの時間帯にかなり大きく上昇し、リーマン危機以来の水準に達した。この利回り上昇がドルの追い風となっている」と述べた。
2月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値が低下したことを受け、ユーロは対ドル
英ポンドは対ドルで0.53%安。 昨年10─12月の失業率が予想に反して約2年ぶりに悪化したことを材料視した。
ドル/円 NY終値 107.76/107.79
始値 107.50
高値 107.89
安値 107.31
ユーロ/ドル NY終値 1.2282/1.2286
始値 1.2314
高値 1.2359
安値 1.2282
(表はロイターデータに基づいています)