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英失業率、予想外の悪化 賃金伸び率は変わらず
2018年02月21日(水)20時00分
[ロンドン 21日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した10─12月の失業率は、約2年ぶりに悪化した。失業率の悪化は予想外。
10─12月の失業率は4.4%と、7─9月の4.3%から上昇した。
10─12月の就業者数は8万8000人増と、ロイターがまとめた市場予想の17万3000人増を下回った。
10─12月の賃金(ボーナス含む)伸び率は前年比2.5%で、市場予想と一致。9─11月から変わらずだった。
ボーナスを除くベースでは前年比2.5%増で、予想の2.4%増を下回った。
12月単月では2.8%上昇と、11月の2.3%上昇を大幅に上回った。
ただ、賃金伸び率は、12月の消費者物価上昇率(3.0%)を依然として下回っている。ONSによると、10─12月の実質賃金は前年比で0.3%低下した。
フィデリティ―・インターナショナル幹部は「賃金の伸びは中立で、5月の利上げは慎重に検討することになる」と述べた。
10-12月の時間あたり生産は0.8%増、第3・四半期の0.9%増を下回った。
*内容を追加しました。
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