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米国株はダウとS&Pが7日ぶり反落、ウォルマートが大幅安
2月20日、米国株式市場はダウとS&Pが7日ぶりに反落。写真はNY証券取引所のトレーダー、16日撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場はダウとS&Pが7日ぶりに反落。米ウォルマート・ストアーズ
ウォルマートは10.2%安。1988年1月以降で最大の下落率となった。第4・四半期(11─1月)決算で利益が市場予想を下回ったほか、ネット通販売上高の伸び鈍化が響いた。
米国株は1月26日の高値から10%を超す急落となったが、前週には値を戻し、週間の上昇率が5年ぶりの大きさになるなど値動きの荒い展開が続いていた。S&Pは20日の下げにより、支持線である50日移動平均線を再び下回った。
グローバル・マーケッツ・アドバイザリー・グループ(ニューヨーク)のシニア市場ストラテジスト、ピーター・ケニー氏は「経済情勢や企業業績の観点で言えば、基本的な枠組みは変わっていないが、ウォルマートは明らかに市場に恐怖感をもたらした」と指摘した。
ウォルマートの決算を受け、他の小売株も下落。ターゲット
一方、アマゾンは1.4%高。
S&P情報技術<.SPLRCT>は0.3%高。S&P主要セクターの中で唯一の値上がりとなった。約2%高となったフィラデルフィア半導体指数<.SOX>が寄与した。
米半導体大手クアルコム
TDアメリトレードの首席市場ストラテジスト、JJ・キナハン氏は「クアルコムのNXP買収に関する現状は全ての半導体株を魅力的に見せている」と述べた。
米ホームセンター最大手ホーム・デポ
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.98対1の比率で上回った。ナスダックでは2.05対1で値下がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄をみると、14銘柄が52週高値を更新し、1銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄では86銘柄が新高値を更新し、30銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高は67億9000万株。直近20営業日の平均は84億8000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24964.75 -254.63 -1.01 25124.91 25179.01 24884.19 <.DJI>
前営業日終値 25219.38
ナスダック総合 7234.31 -5.16 -0.07 7209.03 7295.95 7206.00 <.IXIC>
前営業日終値 7239.47
S&P総合500種 2716.26 -15.96 -0.58 2722.99 2737.60 2706.76 <.SPX>
前営業日終値 2732.22
ダウ輸送株20種 10340.60 -161.73 -1.54 <.DJT>
ダウ公共株15種 673.21 -7.91 -1.16 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1341.53 +23.21 +1.76 <.SOX>
VIX指数 20.60 +1.14 +5.86 <.VIX>
S&P一般消費財 831.27 -2.69 -0.32 <.SPLRCD>
S&P素材 377.05 -1.80 -0.48 <.SPLRCM>
S&P工業 642.75 -6.69 -1.03 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 558.76 -12.87 -2.25 <.SPLRCS>
S&P金融 479.50 -1.11 -0.23 <.SPSY>
S&P不動産 187.51 -1.93 -1.02 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 497.69 -2.83 -0.56 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 976.63 -10.56 -1.07 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 156.35 -2.73 -1.71 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1170.33 +2.90 +0.25 <.SPLRCT>
S&P公益事業 249.97 -3.18 -1.26 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.53億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 21870 - 60 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 21855 - 75 大阪比 <0#NIY:>
(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)