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独ZEW景気期待指数、2月は17.8に低下 予想は上回る
[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した2月の景気期待指数は17.8で前月の20.4から低下した。ただロイターがまとめたコンセンサス予想(16.0)ほどは落ち込まなかった。
現況指数は92.3で、1991年の調査開始以来の最高だった前月の95.2から小幅に低下した。コンセンサス予想は93.9だった。
ZEWのワムバッハ所長は「最新の調査結果は引き続きドイツ経済の明るい見通しを示している」と述べ、現況指数は依然としてかなり高水準だと指摘した。
その上で、ドイツ経済は個人消費の伸びに加え、世界的な経済成長にけん引されていると指摘。ドイツ、およびユーロ圏全体のインフレ期待は上向き始めたとの見方も示した。
キャピタル・エコノミクス(ロンドン)のジェニファー・マキューワン氏は、今回の結果がやや軟調だったのは株安を反映したもので、経済を巡る広範な懸念を反映したものではないと指摘。また、「大連立政権が誕生する可能性があることは、向こう数年間で家計に対する何らかの支援が実施されることを示しており、このことは賃金の緩やかな上昇とあいまって家計消費の押し上げに貢献する」と述べた。
キャピタル・エコノミクスはドイツの今年の経済成長率は2.7%になると予想。政府見通しは2.4%となっている。
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