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世界の配当金、昨年は過去最高の1兆2500億ドル
2月19日、資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンは、世界の配当金総額が昨年は前年比7.7%増の1兆2500億ドルとなり、過去最高を更新したと発表した。北京で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)
[ミラノ 19日 ロイター] - 資産運用会社ジャナス・ヘンダーソン
配当金は各地域ともほぼすべての業種で増え、国別では米国、日本、スイス、香港、台湾、オランダを含む11カ国で過去最高となった。
ジャナス・ヘンダーソンは、世界の配当金総額が2018年も7.7%増えて過去最高の約1兆3500億ドルになると予想した。
同社のグローバル・エクイティ・インカム担当ディレクター、ベン・ロフトハウス氏は「企業は増益と健全なキャッシュフローを見込んでおり、それによって高額配当の原資を捻出できる。昨年の配当金総額は2009年よりも約75%高かった」と話した。
最も配当金を支払った企業は前年と同じロイヤル・ダッチ・シェル
上位20社の配当金が全体の15.7%を占めた。
外国為替レートの変動や特別一時配当などの要素を考慮した調整後の配当金総額は昨年、前年比6.8%増加した。今年は調整後では6.1%増えると見込まれている。