ニュース速報

ビジネス

株価急落、経済見通しに影響せず=米クリーブランド連銀総裁

2018年02月14日(水)07時08分

 2月13日m米クリーブランド地区連銀のメスター総裁(写真)は、株式市場のこのところの大幅な売りとボラティリティーの高まりにより、経済の全般的な堅調な見通しは影響を受けないとの見方を示した。2017年8月撮影(2018年 ロイター/Shannon Stapleton)

[デイトン(米オハイオ州) 13日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は13日、株式市場のこのところの大幅な売りとボラティリティーの高まりにより、経済の全般的な堅調な見通しは影響を受けないとの見方を示し、金融市場の振れに過度に反応することに対し警告した。

同総裁は主要株式指数が10%以上下落した今回の株価急落について、「株式相場の一段と深く、かつ根強い下落により信頼感が損なわれ、リスク選好度の低下と消費抑制につながる可能性はあるが、今回の動きはこうしたシナリオからは程遠い」と述べた。

そのうえで、今回の株安は株価が過去最高水準を更新し続けた後に起きた下落であるとし、「経済は今回の市場の動乱を切り抜けられると現時点で考えており、自分自身の見通しは変えていない。自分自身の見方では、経済の基調的なファンダンメンタルズ(基礎的条件)は非常に健全である」と述べた。

米国では昨年末に税制改革法案が成立。また、トランプ政権がこのほど発表した4兆4000億ドル規模に達する2019会計年度(18年10月─19年9月)の予算教書などで米国の連邦赤字は拡大するとみられている。

メスター総裁はこれらにより、成長やインフレなどがFRBの対応が必要になるほど見通しを上回る可能性があると指摘。「見通しに対する顕著な上振れリスクが増大している」とし、こうしたことはこれまで長い間見られなかったと述べた。ただ、実際にどうなるかは詳細を見極める必要があるとの認識も示した。

連邦準備理事会(FRB)の金融政策については、3回の利上げを実施した「昨年と同様の」ペースで利上げしていくべきと現時点では考えているとし、インフレは今年は上向くが、FRBが対応を迫られるほどのペースにはならないとの考えを示した。

また、減税により経済成長率は向こう数年間は0.25─0.50%ポイント押し上げられ、これにより継続的な雇用が支援されるとともに、経済成長率はトレンドとなっている2%を超える水準で推移するとの見方を示した。ただ減税の長期的な影響は不明で、特に企業が減税の恩恵を新規投資や新規雇用に充てるかは分からないと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

ロシア大統領、2024年の任期切れに伴い退任する意

ビジネス

アングル:中国が約束した米国製品輸入増、ボトルネッ

ワールド

焦点:まひ状態のWTO裁定機能、トランプ氏が「首固

ビジネス

ドル指数、一時昨年11月以来の高水準 原油安受け資

MAGAZINE

特集:交渉の達人 金正恩

2018-5・29号(5/22発売)

未熟な若者から狂気の独裁者へ、そして平和の立役者? トランプから譲歩を引き出す金正恩の交渉力

人気ランキング

  • 1

    中国激怒──米朝首脳会談中止

  • 2

    会談中止で言ってることが支離滅裂......金正恩のメンタルは大丈夫か

  • 3

    女王のハートを射止めた新たな「ロイヤル・ドッグ」 大物感漂う姿が話題 

  • 4

    米朝会談キャンセルで、得をしたのは中国を味方に付…

  • 5

    クルド女性戦闘員「遺体侮辱」映像の衝撃──「殉教者…

  • 6

    交渉は無駄と悟った?──トランプが米朝首脳会談を中…

  • 7

    厳罰に処せられる「ISISの外国人妻」たち

  • 8

    「ゴースト」「ドイツの椅子」......ISISが好んだ7種…

  • 9

    「ISIS憎し」のイラク政府が即決裁判で大量死刑宣告

  • 10

    金桂冠は正しい、トランプは金正恩の術中にはまった

  • 1

    北朝鮮から軍将校と住民が「脱北」 19日未明に黄海上で韓国側へ亡命

  • 2

    中国激怒──米朝首脳会談中止

  • 3

    厳罰に処せられる「ISISの外国人妻」たち

  • 4

    クルド女性戦闘員「遺体侮辱」映像の衝撃──「殉教者…

  • 5

    会談中止で言ってることが支離滅裂......金正恩のメ…

  • 6

    「ゴースト」「ドイツの椅子」......ISISが好んだ7種…

  • 7

    金桂冠は正しい、トランプは金正恩の術中にはまった

  • 8

    女王のハートを射止めた新たな「ロイヤル・ドッグ」…

  • 9

    結婚式はハリー王子の「禊」 呪縛を解き放ったメー…

  • 10

    「ISIS憎し」のイラク政府が即決裁判で大量死刑宣告

  • 1

    北朝鮮から軍将校と住民が「脱北」 19日未明に黄海上で韓国側へ亡命

  • 2

    中国激怒──米朝首脳会談中止

  • 3

    厳罰に処せられる「ISISの外国人妻」たち

  • 4

    クルド女性戦闘員「遺体侮辱」映像の衝撃──「殉教者…

  • 5

    北の「日本メディア外し」は日本への歪んだ求愛

  • 6

    左耳を失った米女性兵士、前腕で育てた耳の移植手術…

  • 7

    「ゴースト」「ドイツの椅子」......ISISが好んだ7種…

  • 8

    会談中止で言ってることが支離滅裂......金正恩のメ…

  • 9

    「売春島」三重県にあった日本最後の「桃源郷」はい…

  • 10

    「クラスで一番の美人は金正恩の性奴隷になった」

グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

SPECIAL ISSUE 丸ごと1冊 プーチン

絶賛発売中!