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スパークスGが帝国繊維に株主提案、配当上げ・取締役任期の短縮
2018年01月19日(金)15時28分
[東京 19日 ロイター] - スパークス・グループ<8739.T>は19日、傘下のスパークス・アセット・マネジメントの運用するファンドが帝国繊維<3302.T>に株主提案を行ったと発表した。
3月開催の定時株主総会で、1)期末配当を1株当たり90円とする(帝国繊維の計画は同30円)、2)取締役の任期を「選任後1年以内」に短縮する(現行は「選任後2年以内」)──の2案を議題とするよう要求した。過去4年にわたり対話の努力を継続した、としている。
配当引き上げによって資本効率の低下を防ぐほか、取締役会が株主に信任される機会を増やすことで、巨額の持ち合い株式保有など経営上の課題に、株主の視点を加味する体制を整えるため取締役の任期短縮を提案するとしている。
スパークスは、帝国繊維が非効率な資本配分のため株式市場で十分な評価を受けていないと指摘。本業とシナジーの薄いヒューリック<3003.T>の持ち合い株式225億円や、現預金・有価証券208億円を保有していることが、自己資本利益率(ROE)上昇の重しになっているとみている。
スパークスAMが傘下の運用ファンドを通じて上場企業に株主提案を行うのは11年ぶり2回目。
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