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ユーロ圏、ギリシャ支援の次回融資を近く決定へ
1月18日、ユーロ圏は、22日の財務相会合あるいはその直後にギリシャへの追加融資を決定する可能性がある。同国は15日に追加融資の条件となる改革法案を議会で可決している。写真は昨年4月、会談後のEUのトゥスク大統領(右)とギリシャのツィプラス首相(左)。アテネで撮影(2018年 ロイター/Michalis Karagiannis)
[ブリュッセル 18日 ロイター] - ユーロ圏は、22日の財務相会合あるいはその直後にギリシャへの追加融資を決定する可能性がある。EU高官が明らかにした。同国は15日に追加融資の条件となる改革法案を議会で可決している。
ユーロ圏財務相会合ではギリシャの改革審査が主要議題の1つとなる。今回の第3次審査が終了すれば、ギリシャ向け金融支援に関し行われる審査は残すところ1回となる。
15日可決の法案には財政、エネルギー、労働市場の改革が盛りこまれた。
同高官は「第3次審査完了に向けて順調に進展している」と述べた。ユーロ圏など債権団の分析官による審査の報告書は19日に公表される見通し。
高官によると、追加融資は60億─70億ユーロ(73億─86億ドル)に上るとみられ、2回以上に分けて支払われる。ギリシャは期限を迎えた債券の償還や、滞納金の支払い、8月の金融支援脱却に備えた資金として融資を活用する見込み。
高官は「融資実施が2月、恐らく2月後半に開始すると確信を持っていいだろう」と述べた。
ギリシャに対する最後の審査は6月に行われる見込みで、最後の融資の受け取りは7月になるとみられる。