ニュース速報

ビジネス

日経平均は続落、日経平均2万4000円到達後に利益確定売り

2018年01月18日(木)15時41分

 1月18日、東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株市場でダウが大幅上昇となり、初めて終値で2万6000ドル台に乗せた流れを引き継ぎ、寄り付きは買いが先行。取引時間中としては1991年11月18日以来、26年2カ月ぶりに2万4000円台を回復した。写真は都内で2015年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 18日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株市場でダウ<.DJI>が大幅上昇となり、初めて終値で2万6000ドル台に乗せた流れを引き継ぎ、寄り付きは買いが先行。取引時間中としては1991年11月18日以来、26年2カ月ぶりに2万4000円台を回復した。だが、高寄りした後は目先の目標達成感から利益確定売りに押され、じりじりと上げ幅を縮めた。後場に入ると銀行や商社など直近上昇したセクターを中心にポジション調整などの売り圧力が強くなり、下げに転じた。

TOPIXは0.74%安だった。東証1部の売買代金は3兆5901億円で今年最高だった。セクター別では保険が下落率トップ。水産・農林、非鉄、化学が続いた。一方、上昇率トップはゴム製品。その他製品、精密機器、電機なども買われた。値がさハイテク株の一角には海外勢の買いが継続したとみられている。市場では「米国株の強さは申し分ないが、円相場が下げ渋ったことで日経平均2万4000円から上値を買う動きにならなかった。来週行われる日銀金融政策決定会合を見極めたいところだ」(カブドットコム証券投資ストラテジストの河合達憲氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、ニプロ<8086.T>が7日ぶりに反発。脳動脈瘤(りゅう)の治療に使う器具の脳血管用カテーテルを2019年から国内生産するとの一部報道を材料視した。半面、ファルテック<7215.T>が反落。17日、棚卸資産評価や中国における子会社の売り上げ計上を巡り、不適切な会計処理が行われていた疑いが判明したと発表し、嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり371銘柄に対し、値下がりが1625銘柄、変わらずが68銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23763.37 -104.97

寄り付き    24078.93

安値/高値   23699.47─24084.42

TOPIX<.TOPX>

終値       1876.86 -13.96

寄り付き     1906.39

安値/高値    1874.78─1906.39

東証出来高(万株) 182075

東証売買代金(億円) 35901.32

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏貿易黒字、2月は前月の2倍に拡大 輸出が回

ビジネス

UBS、主要2部門の四半期純金利収入見通し引き上げ

ビジネス

英賃金上昇率の鈍化続く、12─2月は前年比6.0%

ビジネス

日産、EV生産にギガキャスト27年度導入 銅不要モ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無能の専門家」の面々

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア…

  • 5

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 6

    キャサリン妃は最高のお手本...すでに「完璧なカーテ…

  • 7

    韓国の春に思うこと、セウォル号事故から10年

  • 8

    中国もトルコもUAEも......米経済制裁の効果で世界が…

  • 9

    中国の「過剰生産」よりも「貯蓄志向」のほうが問題.…

  • 10

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 3

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入、強烈な爆発で「木端微塵」に...ウクライナが映像公開

  • 4

    NewJeans、ILLIT、LE SSERAFIM...... K-POPガールズグ…

  • 5

    ドイツ空軍ユーロファイター、緊迫のバルト海でロシ…

  • 6

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 7

    ロシアの隣りの強権国家までがロシア離れ、「ウクラ…

  • 8

    金価格、今年2倍超に高騰か──スイスの著名ストラテジ…

  • 9

    ドネツク州でロシアが過去最大の「戦車攻撃」を実施…

  • 10

    「もしカップメンだけで生活したら...」生物学者と料…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    巨匠コンビによる「戦争観が古すぎる」ドラマ『マス…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中