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正午のドルは111円前半、戻り待ちの売りが上値抑える

2018年01月18日(木)12時39分

 1月18日、正午のドルは、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111.28/30円だった。写真はメキシコのシウダー・フアレスで15日撮影(2018年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[東京 18日 ロイター] - 正午のドルは、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111.28/30円だった。株高や米長期金利上昇が支えとなっているが、111円台では戻り待ちのドル売りが出て、上値を抑えられた。

市場では、米アップルが向こう5年で米国内に300億ドルを投資する計画を発表したことも話題となっていた。

アップルは海外保有キャッシュの総額が2523億ドルと、米国企業としては最大。このうちどれぐらいを米国に戻して投資に回すかは示していない。[nL3N1PC58G]ただ、「他の企業でもこういった発表が続くと為替相場にも効きそう。ドルの支えになる」(国内証券)との指摘があった。

一方、トランプ米大統領は17日、米国、メキシコ、カナダの3カ国による北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉について、最善の結果は協定の廃止だとの考えを示した。

来週、NAFTA再交渉の第6回会合が行われるが、米国内では議員のほか、農業や自動車などの業界団体がNAFTA継続を訴えている。「NAFTA離脱はトランプ氏が選挙を考える上で重要な中西部の農業州や、国境付近のアリゾナやテキサスなどの利益に反している。公約を守るためといっても、支持基盤の中に反対する人がいる中では、パリ協定など他の離脱とは違ってやりにくいだろう」(シンクタンク)との見方が聞かれた。

ロイター
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