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NY市場サマリー(3日)

2018年01月04日(木)07時49分

[4日 ロイター] - <為替> ドルが急伸した。

好調な米製造業・建設指標に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、引き続き年内数回の利上げを行う方向性がみえたことも材料視された。

先月12━13日のFOMC議事要旨公表後、ドルは対ユーロ、円で取引時間中の高値をつけた。ドル指数は1日の上げとしては約2週間ぶりの大きさを記録した。

FOMCでメンバーらは、トランプ政権の減税もしくは緩和的な金融状況がインフレ圧力を押し上げる可能性についても討議した。アナリストらによると、こうしたことが一部のドル買いにつながったという。

11月の米建設支出が金額ベースで過去最高を記録したことを受け、ドルは値上がりしていた。

12月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数は59.7と市場予想を上回った。

ただ、ドル堅調との短期見通しに懐疑的な見方は根強く、数回の利上げがすでに織り込まれているとの声も聞かれた。また、米インフレ動向が控えめなら、利上げペース鈍化につながる可能性を指摘する向きも一部にいる。

終盤の取引で、ドル指数<.DXY>は0.3%高の92.18。過去3週間に2.5%下落していた。昨年の下げ(10%)は14年ぶりの大きさとなった。

ドルは対円で0.2%高の112.51円。

ユーロが対ドルで0.3%安の1.2016ドル。前日には4カ月ぶり高値(1.2081ドル)を記録していた。

<債券> 国債利回りがほぼ変わらず。午後発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、市場では連邦準備理事会(FRB)が緩やかな利上げを継続するとの見方が根強い。

議事要旨では、現在低迷する物価動向の行方を巡る懸念や、最近成立した税制改革法の消費支出への押し上げ効果などに言及。また財政刺激による物価上昇への影響について、投資家が考えるほど当局者らは確証を持っていない可能性があることも分かった。

<株式> 上昇して取引を終えた。S&P500指数が初めて2700を上回ったほか、その他主要指数も最高値を更新した。堅調な経済指標が公表される中、ハイテク株が値を上げた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、連邦準備理事会(FRB)が今年、緩やかな利上げペースを維持するとの見通しが示され、終盤に上げ足をやや速めた。

BB&Tウェルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、 バッキー・ヘルウィグ氏は「FRB当局者らは緩やかな利上げを強調。株式市場はこれを好感しているようだ」と述べた。

ハイテク株をみると、グーグルの持ち株会社アルファベット、IBM、半導体メーカー株が相場を押し上げた。S&Pハイテク株指数<.SPLRCT>は1.1%高で引けた。

フィラデルフィア半導体指数<.SOX>が1.7%高。2日間のパフォーマンスは2016年6月以来の高水準。

ヘルウィグ氏は「短期・長期的に依然として大幅な成長が期待できるため、ハイテク株は(最近の)売りを受けて魅力的に思われたのかもしれない」と述べた。

<金先物>  イランや北朝鮮など国際情勢の緊張を背景に堅調地合いを保ち、2月物の清算値は前日比2.40ドル(0.18%)高の1オンス=1318.50ドルとなった。これは中心限 月としては2017年9月15日(1325.20ドル)以来約3カ月半ぶりの高値水準 で、上昇は9営業日連続。

<米原油先物> イランの反政府デモが続く中、地政学的リスクの高まりを懸念した買いが入り、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値は前日比1.26ドル(2. 1%)高の1バレル=61.63ドルと、中心限月ベースでは2014年12月初旬以来 約3年1カ月ぶりの高値を付けた。

*内容を追加しました。

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