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米FRB、近く債券ポートフォリオ縮小計画設定 利上げ控える必要=ダラス連銀総裁
8月11日、米ダラス地区連銀のカプラン総裁はFRBは債券ポートフォリオの縮小開始に向けたタイムフレームを「近く」設定すると述べた。写真は2015年9月ワシントンのFRB前で撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)
[アーリントン(米テキサス州) 11日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は11日、連邦準備理事会(FRB)は規模が4兆2000億ドルとなっている債券ポートフォリオの縮小開始に向けたタイムフレームを「近く」設定すると述べた。ただインフレが低迷していることを踏まえ、利上げは当面控える必要があるとの考えを示した。
同総裁は記者団に対し「FRBが次の一歩を踏み出す前に(インフレ率2%の目標に向け)進展が見られていることを確認したい」と述べた。
カプラン総裁はこれに先立ちテキサス大学で行った講演で、FRBの主要政策金利は「中立」金利に近づいているとし、このためFRBは追加利上げを決定する前にインフレが上昇しているとの一段の証拠を忍耐強く待つ必要があるとの認識を表明。
同総裁はいわゆる中立金利は3%よりは2%に近い水準にある可能性があるとの見方を示し、「インフレがわれわれの目標達成に向けて進展しているとのより多くの確証を得たい」と述べた。
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