ＥＣＢ、利下げの選択肢を手放す必要なし＝理事会メンバー

　２月１７日、ＥＣＢ理事会メンバーのフィリップ・レーン氏（写真）は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、ＥＣＢは、経済を支える準備があることを示すために、たとえ可能性が低くても、利下げという選択肢を手放す必要はないと述べた。写真はダブリンで２０１６年１１月撮影（２０１７年　ロイター／Clodagh Kilcoyne）

［フランクフルト　１７日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのフィリップ・レーン氏は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）に対し、ＥＣＢは、経済を支える準備があることを示すために、たとえ可能性が低くても、利下げという選択肢を手放す必要はないと述べた。

レーン氏は「（利下げという）選択肢を持ち続けることは、常に行動できる準備があるという信号を送る。なぜ手放す必要性があるのかわからない」との見方を示した。

ＥＣＢのメルシュ専務理事は先週、ＥＣＢのガイダンスからさらなる利下げに対する言及を取り除くことを提案。ただ１月会合の議事録では、現在の表現の維持に関し、多くの支持があったことが示された。