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サウジ当局、外国勢の国内上場促進で新たな措置導入
2019年10月07日(月)14時48分
[ドバイ 6日 ロイター] - サウジアラビア資本市場庁(CMA)は6日、外国勢による国内証券取引所への上場を促進する新たな措置を打ち出したと発表した。
サウジアラビア証券取引所(タダウル)は2015年に外国資本に門戸を開いた。それ以降サウジ政府は外資を呼び込み、経済の石油依存を脱却するために、外国の株式投資家や企業の誘致に向けた一連の改革を導入してきた。
こうした中でCMAは、外国企業がタダウルに上場しやすくなるように修正したルールを採択したほか、中小企業向けの並行的な市場である「NOMU」における売買や上場を積極的に促すルール整備を実施した。
今年に入ってタダウルとアブダビ証券取引所は、サウジとアラブ首長国連邦(UAE)に重複上場する企業を増やすことを狙った協定を締結。2月にはタダウルの最高経営責任者(CEO)が、CMAや湾岸諸国の潜在的な投資家と協議し、サウジアラビアの株式市場で国境をまたぐ形の上場ができるように新たなルールの策定に取り組んでいると明らかにしていた。
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