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ダウ142ドル安、サウジ攻撃嫌気 エネルギー株は堅調
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は下落し、ダウ平均株価<.DJI>は142ドル値下がりした。サウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコ[IPO-ARMO.SE]の石油施設が攻撃を受けたことで、投資家の間で地政学的リスクや世界経済の減速に対する懸念が広がり、全般的に売りが優勢となった。一方、原油価格の急騰に伴いエネルギー株は堅調となった。
サウジ東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が14日に攻撃されたことを受け、原油価格は一時約20%上昇。ただその後は各国が緊急備蓄を放出する用意を示したことで、価格急騰は緩和した。
S&P500エネルギー株指数<.SPNY>は3.3%高。1日の上昇としては1月以来の大きさとなった。アパッチ
サウジの石油施設に対する攻撃について、サウジが主導する有志連合は攻撃にイランの武器が使用されたとの見解を表明。トランプ米大統領はイランが背後にいる公算が大きいとの見方を示した。ただ実際に誰が攻撃を行ったのかについては調査が進められており、直ちに対応することはないとした。
ロングボー・アセットマネジメント(オクラホマ州)のジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「米国と同盟国がどのような対応に出るのか、市場は息を殺して見守っている」と述べた。
原油価格が急騰する中、燃料費が上昇するとの懸念から航空株やクルーズ船株が売られ、S&P1500航空株指数<.SPCOMALI>は2.1%安、クルーズ運航のカーニバル
ケニーズ・コメンタリー・アンド・ストラテジック・ボードソリューションズ(ニューヨーク)の創業者、ピーター・ケニー氏は「サウジの石油施設が攻撃されたことを受け、世界的なエネルギー供給網の安全と安定性に対する投資家の見方が影響を受けた。これによりリスクの見直しが行われている」と述べた。
防衛関連株ではレイセオン
ゼネラル・モーターズ(GM)
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.12対1の比率で上回った。ナスダックも1.11対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は76億株。直近20営業日の平均は68億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27076.82 -142.70 -0.52 27146.0 27172.8 27032.5 <.DJI>
6 7 6
前営業日終値 27219.52
ナスダック総合 8153.54 -23.17 -0.28 8121.64 8165.33 8121.25 <.IXIC>
前営業日終値 8176.71
S&P総合500種 2997.96 -9.43 -0.31 2996.41 3002.19 2990.67 <.SPX>
前営業日終値 3007.39
ダウ輸送株20種 10730.28 -83.34 -0.77 <.DJT>
ダウ公共株15種 846.56 -0.43 -0.05 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1594.49 -11.16 -0.70 <.SOX>
VIX指数 14.67 +0.93 +6.77 <.VIX>
S&P一般消費財 956.40 -12.65 -1.31 <.SPLRCD>
S&P素材 363.30 -6.01 -1.63 <.SPLRCM>
S&P工業 665.21 -1.00 -0.15 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 616.76 -5.96 -0.96 <.SPLRCS>
S&P金融 469.39 -2.29 -0.48 <.SPSY>
S&P不動産 240.35 +2.42 +1.02 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 462.55 +14.74 +3.29 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1053.26 -2.45 -0.23 <.SPXHC>
S&P通信サービス 170.99 -1.32 -0.77 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1417.40 -3.86 -0.27 <.SPLRCT>
S&P公益事業 317.38 +0.26 +0.08 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.57億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 21790 - 10 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 21745 - 55 大阪比 <0#NIY:>