ニュース速報
ダウ800ドル安、長短金利逆転で景気後退懸念
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は大幅安となり、主要3指数は揃って約3%下落した。ダウ工業株30種は800.49ドル安で終了し、下げ幅は2018年10月以降で最大だった。米国債の長短金利が12年ぶりに一時逆転したことを受け、景気後退懸念が高まった。
景気後退(リセッション)入りの兆候とされる長短金利の逆転に加え、ドイツと中国の経済指標が軟調となったことで、米中貿易戦争や英国の欧州連合(EU)離脱のほか、地政学的な緊張の高まりにより世界経済が減速しつつある可能性が示唆された。
ホライゾン・インベストメント・サービシズ(インディアナ州)の最高経営責任者(CEO)、チャック・カールソン氏は「今日はマイナスのニュースばかりで、プラスのニュースはほとんどなかった」と指摘。「(9月初旬の)レーバーデー(労働者の日)後までこうした状況は続く」との見方を示した。
こうした中、「恐怖指数」とも呼ばれるシカゴ・オプション取引(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は22.10と、4.58ポイント上昇した。
S&P500の主要11部門はすべてマイナス圏で終了。金利動向に敏感な銀行株<.SPXBK>が4.3%下落したほか、エネルギー<.SPNY>、金融<.SPSY>、素材<.SPLRCM>などが3%を超える下落となった。
個別銘柄では百貨店メーシーズ
製薬のマイラン
フェイスブック
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を4.44対1の比率で上回った。ナスダックも5.33対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は86億8000万株。直近20営業日の平均は74億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25479.42 -800.49 -3.05 26035.0 26035. 25471. <.DJI>
8 08 59
前営業日終値 26279.91
ナスダック総合 7773.94 -242.42 -3.02 7877.33 7900.2 7762.8 <.IXIC>
8 7
前営業日終値 8016.36
S&P総合500種 2840.60 -85.72 -2.93 2894.15 2894.1 2839.6 <.SPX>
5 4
前営業日終値 2926.32
ダウ輸送株20種 9842.40 -306.28 -3.02 <.DJT>
ダウ公共株15種 818.21 -7.03 -0.85 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1442.54 -47.12 -3.16 <.SOX>
VIX指数 22.27 +4.75 +27.11 <.VIX>
S&P一般消費財 906.10 -29.36 -3.14 <.SPLRCD>
S&P素材 348.25 -11.72 -3.26 <.SPLRCM>
S&P工業 614.04 -18.95 -2.99 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 602.63 -9.71 -1.59 <.SPLRCS>
S&P金融 430.82 -15.90 -3.56 <.SPSY>
S&P不動産 234.23 -3.75 -1.58 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 416.27 -17.88 -4.12 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1029.94 -30.04 -2.83 <.SPXHC>
S&P通信サービス 161.67 -5.11 -3.07 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1347.85 -43.24 -3.11 <.SPLRCT>
S&P公益事業 304.99 -2.89 -0.94 <.SPLRCU>
NYSE出来高 10.65億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 20125 - 455 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 20120 - 460 大阪比 <0#NIY:>