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NY市場サマリー(18日)
[18日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが幅広い通貨に対して下落した。米連邦準備理事会(FRB)当局者らの発言を受け、月内の利下げ観測が広がった。
ドル指数<.DXY>は0.52%安の96.713。200日移動平均の96.806を割り込んだ。ドル一段安の前兆となるテクニカルなサインとされる。
ドルは対円
対ドル相場はほかに、英ポンド
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金利がゼロ近辺にある場合でも低インフレに対応するため早期に刺激策を打つ必要があるとし、景気が悪化するまで待つべきではないという認識を示した。
<債券> 米金融・債券市場では国債利回りが低下。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の発言が材料となった。
総裁は経済問題が表面化するまで準備だけ整え様子見をする余裕はないと述べ、早期利下げの必要性を強調した。
10年債利回り
TD証券(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ゲナディー・ゴールドバーグ氏は「世界経済は実質的に持ち直しておらず、貿易のボリュームは依然としてかなり低調。先行きの見通しも不透明なままだ」と指摘した。
今月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げ決定が確実視されている。CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む今月の利下げ確率は、0.25%利下げが50%、0.5%利下げが50%となっている。
<株式> 米国株式市場は小反発。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言を受け、米連邦準備理事会(FRB)が月末に利下げに動くとの観測が強まった。
ウィリアムズ総裁は18日、金利がゼロ近辺にある場合でも低インフレに対応するため早期に刺激策を打つ必要があるとし、景気が悪化するまで待つべきではないという認識を示した。
インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は「(ウィリアムズ総裁は)FRBの路線に沿って、現時点では保険としての利下げが経済にとって正しい対応であることを基本的に示した」と指摘した。
総裁の発言前には米株市場は下落していた。
この日は、米動画配信サービス大手ネットフリックス
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、世界的な株安の流れの中で安全資産としての需要が高まり、続伸した。
この日は米中貿易摩擦の早期妥結期待がしぼむ中、世界的に株価が下落。安全資産とされる金塊へ資金が流入しやすい展開となった。
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米株安や国内原油の生産増加予想などを背景に売り込まれ、4日続落した。
米中貿易摩擦による米企業業績への影響が懸念される中、米株価は寄り付きから売りが先行し下落。株式と並んでリスク資産とされる原油先物にも売り圧力がかかった。
ドル/円 NY終値 107.29/107.30
始値 107.85
高値 108.01
安値 107.22
ユーロ/ドル NY終値 1.1275/1.1279
始値 1.1212
高値 1.1280
安値 1.1211
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 106*14.50 2.5640%
前営業日終値 106*08.50 2.5730%
10年債(指標銘柄) 17時02分 103*03.00 2.0259%
前営業日終値 102*25.00 2.0610%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.50 1.7665%
前営業日終値 99*20.00 1.8290%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.00 1.7559%
前営業日終値 99*19.13 1.8360%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 27222.97 +3.12 +0.01 <.DJI>
前営業日終値 27219.85
ナスダック総合 8207.24 +22.04 +0.27 <.IXIC>
前営業日終値 8185.21
S&P総合500種 2995.11 +10.69 +0.36 <.SPX>
前営業日終値 2984.42
COMEX金 8月限 1428.1 +4.8
前営業日終値 1423.3
COMEX銀 9月限 1619.8 +22.7
前営業日終値 1597.1
北海ブレント 9月限 61.93 ‐1.73
前営業日終値 63.66
米WTI先物 8月限 55.30 ‐1.48
前営業日終値 56.78
CRB商品指数 177.4494 ‐1.9714 <.TRCCRB>
前営業日終値 179.4208
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