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英小売売上高指数、6月は前月比+1.0% 予想外の上昇
[ロンドン 18日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した6月の小売売上高指数は、前月比1.0%上昇と、予想外の上昇となった。
ロイターのエコノミスト調査では0.3%の低下が予想されていた。すべての市場予想を大幅に上回る結果となった。
骨とう品や古着の販売が増加した。市場では第2・四半期の経済成長が予想ほど低迷しない可能性があるとの見方が浮上。ポンドがこの日の高値に上昇した。
6月の小売売上高指数は前年比では3.8%上昇。前年比の数値も、すべての市場予想を上回った。
市場では、第2・四半期の英国経済がマイナス成長になるリスクがあるとの見方が多かったが、今回の統計を受けて、マイナス成長になるリスクが低下したとの見方が出ている。
ONSによると、チャリティー・ショップでの中古品販売や骨とう品のオークションでの販売が拡大した。
XTBのアナリスト、デビッド・チータム氏は「政治の不透明感が強い中、消費の底堅さに驚いている。不透明感は強いが、消費者は冷静に行動しているのだろう」と指摘した。
ただ、4─6月の小売売上高指数は0.7%上昇と、昨年12月─今年2月以来の低い伸びにとどまった。
一部のセクターでは6月の販売が低迷。百貨店販売は6カ月連続の減少と、1980年代後半以降で最長の減少を記録している。