ニュース速報

ドル107円後半、株安や米長期金利低迷で2週間ぶり安値圏

2019年07月18日(木)15時22分

[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の107円後半。株価の大幅安や米長期金利の続落でドルは2週間ぶり安値をつけた。米中通商交渉に対する懸念も改めて意識され、上値が重くなった。

ドルは107.95円付近で東京市場の取引を開始した後、日経平均の下落や米長期金利の低迷を眺めつつじり安の展開となった。前日発表された6月の米住宅着工件数が2カ月連続でマイナスとなったことや、住宅着工の許可件数も2017年5月以来の低水準となったことなどから米長期金利が低下したためドルの上値も限られた。

ドルは一時107.64円まで下落し、今月3日以来の安値をつけた。

ユーロは新規材料に乏しい中、120.93円まで下落した。121円を下回ったのは4週間ぶりとなる。

午後3時時点の米10年国債利回りは2.0398/0381%の気配と、前日ニューヨーク市場午後5時過ぎの2.0434%から若干低下している。市場では、米長期金利が再び2%を割り込めば、ドル安が一段と進むとみられている。

CMEグループのFEDウオッチによると、7月に0.5%の利下げが行われる確率は36.9%と、4割を超えていた6月下旬以来の水準へ再び上昇した。

今月20日から米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは、情報発信を控えるブラックアウト期間に入る。直前になっても市場予想は定まりきらない状況で、思惑が米金利やドルの変動につながっている。

日経平均や米株先物の時間外取引での下落で、逃避先通貨としての円が堅調地合いとなった。

市場では「日米の企業業績に対する懸念が大きいようだ。株安が続くようであればドルが107.50円を割り込む可能性があり、ストップを巻き込んで下げ幅を拡大するかもしれない」(外為アナリスト)とみられている。

韓国中銀は18日の会合で政策金利を1.50%へ0.25%引き下げた。事前の市場では据え置き予想が大勢だったため、発表後に韓国ウォンが急落。対円で10ウォン後半から11ウォン付近へ売られ、6月につけた16年11月以来の安値へ迫っている。

会見した中銀の李柱烈総裁は、日本が実施している半導体材料の輸出規制の影響が「小さくない」としている。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 107.67/69 1.1237/41 121.03/07

午前9時現在 107.92/94 1.1225/29 121.15/19

NY午後5時 107.94/95 1.1223/25 121.13/17 

(為替マーケットチーム)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

訂正-米FRB、社債買入制度通じた27日時点のET

ワールド

アングル:トランプ氏6人の側近、対中強硬へ足並み 

ワールド

米の香港優遇措置撤廃、「無謀で恣意的」と中国共産党

ビジネス

ルフトハンザ救済案、ドイツ政府と欧州委が暫定合意=

MAGAZINE

特集:コロナ不況に勝つ最新ミクロ経済学

2020-6・ 2号(5/26発売)

意思決定の深層心理から人間の経済行動を読み解く── コロナ不況を生き残るため最新の経済学を活用せよ

人気ランキング

  • 1

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 2

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 3

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 4

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 5

    ミネアポリスの抗議デモが暴動に......略奪から店舗…

  • 6

    ブラジル、新型コロナ感染爆発 1日で過去最多2万641…

  • 7

    東京都、新型コロナウイルス新規感染15人 2桁台で3…

  • 8

    【大江千里コラム】だから僕はポップスを手放した

  • 9

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 10

    コロナショックで孤立無援のイタリアが恨み節──加速…

  • 1

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 背景には韓国の国民性も?

  • 2

    東京都、新型コロナウイルス新規感染14人に急増 緊急事態宣言解除の目安、3項目中2項目が基準下回る

  • 3

    「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督

  • 4

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 5

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 6

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 7

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 8

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 9

    北朝鮮の民間経済を圧迫する独裁者の国債

  • 10

    新型コロナよりはるかに厄介なブラジル大統領

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること

  • 3

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 4

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 7

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 8

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

  • 9

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 10

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!