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米下院、国防権限法案を可決 共和党議員の賛成ゼロ
2019年07月13日(土)08時17分
[ワシントン 12日 ロイター] - 米議会下院は12日、2020年会計年度の国防予算の大枠を決める国防権限法(NDAA)案を賛成220票、反対197票で可決した。
下院が可決した国防権限法案は国防予算を7330億ドルに設定。トランプ大統領が求めている額を170億ドル下回るほか、メキシコとの国境沿いに壁を建設する費用などが含まれていないことなどから、トランプ氏は拒否権を行使する構えを示していた。
下院では民主党が過半数を掌握。共和党議員の賛成票はなかったほか、国防予算削減を訴えるリベラル派の民主党議員の大半も反対票を投じた。
共和党が多数派を占める上院は6月、国防予算の規模を7500億ドルに設定したNDAA案を可決。今後、両案のすり合わせが行われ、トランプ大統領の署名を経て成立する。ただ交渉は難航が予想され、過去約60年間にわたり毎年成立してきたNDAAが成立しない可能性もある。
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