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ホルムズ海峡の安全航行、エネルギー・安全保障で「死活的に重要」=野上官房副長官
2019年07月10日(水)18時01分
[東京 10日 ロイター] - 野上浩太郎官房副長官は10日の記者会見で、イラン情勢に関し「中東地域における緊張の高まりを深刻に懸念している」と述べた。ホルムズ海峡での航行の安全確保は「我が国のエネルギーや安全保障上、死活的に重要」との認識も併せて示し、米国や関係国と連携し、緊張緩和に向けた外交努力を続けると語った。
米国のダンフォード統合参謀本部議長が9日、ホルムズ海峡とバブエルマンデブ海峡を航行するタンカー護衛のため「有志連合」に加わる同盟国を、今後2週間程度で決定したいとの考えを示したことへの言及は避けた。野上官房副長官は「イラン情勢を巡り日米間で緊密に連携しているが、外交上のやり取りの詳細は控えたい」と語った。
韓国向けの輸出規制強化に関しては、安全保障上の懸念を踏まえた必要な運用見直しとの認識を重ねて示した。世界貿易機関(WTO)の規定違反との指摘は当たらないとし、現時点で「撤回することは考えていない」と述べた。
*写真を差し替えました。
(山口貴也)
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