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米利下げの論拠、今後数週間で見極めへ=SF連銀総裁
2019年06月27日(木)05時23分
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は26日、インフレ圧力の低迷や米通商政策を巡る不確実性への対応に向け、利下げを実施する論拠があるかどうかを見極めるために今週数週間が重要になると語った。
デイリー総裁は、米中通商交渉を巡る不透明性が成長を鈍化させ得るとし、利下げを正当化する可能性があると述べた。「現在は難しい時期にある」とし、「リスクマネジメントを念頭に置いている」とした。
関税による企業や消費者信頼感への影響やFRBの目標を持続的に下回って推移しているインフレ動向を懸念しているとしたほか、長期トレンドもしくはそれを下回る成長率がインフレを押し上げることはないとの見方を示した。
ただ、利下げの正当性を裏付ける確かなデータはなお確認していないと述べた。
同総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。
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